び~めんぷろじぇくと「秘密」

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び~めんぷろじぇくと
 「秘密」
2017年12月24日 19時開演
富山県教育文化会館

作品の話から、お芝居をつくる役者のことへ話は発展していきます。ふたりの役者としての姿勢や舞台作りのためのあり方などなど、深いところへ話は進みます。

天神「芝居やって苦しかったけど肌は綺麗になったなとか(笑)」

のと「自分の付加価値をどうあげていくかだよねーっていう。」


 

天神
やっぱ俺常々舞台作る上で言ってるけど、お客さんがどう見えてるかって、俺は重要で。お客さんに見せてるっていうのはやっぱ、すごく大事だからね。その劇団のコンセプトもあるだろうけど。お客さんを無視して自分たちの表現をただ押し付けるタイプの芝居もあるけど。

のと
ついてきたいお客さんはついてきてくれ派のね。

天神
そうそう、それはそれでいいんだよ。ただそれはやっぱりクオリティに責任もたないとね。役者上手いとか。

のと
そう、それは、ある。それ自体がその劇団のブランドです、くらいじゃないと。

天神
難しいけど、やっぱ次観に行きたいって思われないと劇団って続いてかないじゃん。そこはやっぱ大事だなって。そういう意味では、12月24日にあんだけの人を集めてるび~めんはすごくいいんだよ(笑)

のと
結果から言うと大成功だよね(笑)

天神
あと自分が身につまされて思ったのはやっぱり、ああいうのって見た目の美しさも必要だなっていうのは絶対的にあるなって。

のと
それは結構前くらいから言ってたよね。立った説得力が違うって。

天神
そこは演じるっていう上で大事なことなんじゃないかなって。あのー…お客さんに対して。

のと
そうそう、別に美人になれとか美男子になれとかっていうわけじゃなくてってことだよね。

天神
居方、だよね。立ち方、居方。それはやっぱり、すごく意識していかないといけないんだろうなって。ただ立ってるんじゃなくて、ね。ただ演劇をやってるとか、ただ楽しくやってるんではなくて。意識することが物凄く大変だったりするじゃない。その意識することから逃げずに出来た作品って絶対クオリティがあがるんだよ。

のと
ちょっと辛いことくらいの方がいいんだよね、何でも。台詞でもちょっとしんどいところで台詞をしゃべった方がお客さんには良く聞こえるとか、ちょっと辛い体勢の方がかっこよく見えてるとか。

天神
おのおの出てる人が、お客さんに対してどう見られたいのかっていうのを俺はすごい大事だと思ってるので。やっぱり個人個人が稽古期間、結構長いじゃん。

のと
半年とか、1年とかね。

天神
結構長いじゃん、スパンが。だからその間で人って結構変われる要素、時間を取れる要素がすごい多分あると思うから。例えば見た目だったりとか、そういう部分っていうのはやっぱり…自分たちもそうだけど、ね、意識して演劇に向き合った方がより楽しいんじゃないかって。そのあといいじゃん、見た目肌がすごい綺麗になったとか(笑)その後のさ、芝居終った後の満足感違うじゃん(笑)

のと
まあまあまあまあ(笑)

天神
芝居やって苦しかったけど肌は綺麗になったなとか(笑)付加価値がついてきて(笑)

のと
自分にね(笑)自分の付加価値をどうあげていくかだよねーっていう。だから他の役者さん目当てできたお客さんをどう自分のファンにするかみたいなのがあって。

天神
そうだね。

のと
そういうところで、与えられた才能とかでさ、かわいいとかかっこいいとかは捨てなきゃいけないことがあるじゃない(笑)それを抜きにして、じゃどうしようかって言った時に、手っ取り早くは他の人より上手くなるとかもあるし、他の人よりも動きが綺麗とか、他の人よりも自分(お客さんに)伝わるものがあるとか。そういう自分に対しての付加価値をつけていかないと、他の人をお目当てにきて「◯◯さんを見に来たけど××さんのファンになりました」っていうのはちょっと、無理だよねっていう。

天神
そうそう。

のと
だって同じ商品があったって付加価値によって選んでるもんね、お客さんって。

天神
俺は思うのは、自分の芝居を見つけることなんじゃない?これっていうもの。自信持ってやれる芝居。この人はこういう芝居するっていうイメージ付けっていうかさ、そういう芝居を貫く、そしてそれを生かしてくれる人が周りにいるか。そこがやっぱ重要だと思うから。いかに自分の芝居っていうものを見つけて、それをお客さんに観てもらえるか。そうしないと、ただやってる、って勿体ない。

のと
勿体ない。出来る人がただやってるのを見るのはちょっと心苦しい。もっとこうすればよくなるのにとか、もっとこうすれば面白くなるのにっていうのを一緒に作ってる人が見つけてあげて欲しいなっていうのはある。

天神
そうそうそう。仲間がいるからさ。内容のことじゃないんだよね。こういう風に見えてるよとか。かっこよくないよとかそういうことでいいんだよ。

のと
よくあるけど、自分では100%やってますとか、自分ではこういう気持ちでやってるんですけどって言うんだけど、観てる人からはあ、全然伝わってないよっていうみたいな。

天神
そうそうそう。

のと
そういうのがきちんと見てくれてる人と役者さんの間でフィードバックがうまくいってれば、きっともっともっとよくなったんじゃないかなーっていう。

天神
そうだね。

のと
という悔しい思いは。

天神
今後に期待。び~めんぷろじぇくと、今後に期待っていうか、俺は次も観に行きたいし、すごい楽しみにしてるし。やっぱこういう思いをさせてくれた劇団って、あってよかった。そういう意味では感謝。

のと
なかなかね、気持ちが動くっていう所まで行くってすごいと思う。

 

 

――どんな意識で舞台に立つか。難しいですが、それがその役者さんの魅力につながるかもしれませんね。

 

のと「嫌われてナンボ。(笑)」

天神「ある意味ちょっとめんどくさがられそうだなって。」


のと
じゃあ、最後に感想っていうか、しゃべってみて感想みたいなのでいつもしめようかなーって。

天神
このDramatic Talkingね、すごく面白いと思うよ俺。

のと
ほんと?(笑)

天神
HP上で見たりとかしてるけど、読み物として面白いっていうか。

のと
うーん、物足りない人もいると思うけどねー。

天神
そういう人はさ、あの(笑)自分も言いたいって人がいればさ、作品観て連絡くれれば、その人とやればいい。

のと
うん、まあ、そういうのが生まれたらいいなぁって思ってやってるから、こんなのは面白くねえよ(笑)って思ったら、面白くしにきてくれればいいんだけど(笑)

天神
だって俺このさ、Dramatic Talkingがあるからこそ、俺一緒懸命演劇観ようと思って。(笑)

のと
えー(笑)

天神
(笑)
俺もやっていいんだってなってさ(笑)俺は楽しいよ(笑)

のと
大体さぁ、(県内の舞台を)観に行くじゃない。そしたら同じの観たりするじゃない。

天神
する。

のと
稽古が始まる前とかに、いやぁこないだ観てきたねっていう話そのままだからね、今(笑)

天神
そうだね。我々はこういう感じです。しゃべって。スタイル的には我々はすごくめんどくさいね。

のと
めんどくさいね、うん。できれば多分関わりたくない、このしゃべるとかに(笑)関わりたくない(笑)

天神
多分…嫌われるんだろうなっていう。

のと
嫌われてナンボだよ。(笑)

天神
俺たちは、多分、ある意味ちょっとめんどくさがられそうだなって。

のと
(爆笑)

紋川 これは記事のあおり文に使います。
天神
(笑)

のと
(笑)

紋川 嫌われてナンボ(笑)
のと
嫌われてナンボ(笑)

天神
いや、別に人に、人に、好かれたいと……思ってますから。

のと
めっちゃ思ってる顔してる(笑)

天神
でも、まあ、いいんだいいんだ。作品が面白ければ。作品で全てを伝える。

のと
最終的には面白い作品が観たいんだよね。

天神
そうそうそう。面白い作品が観たい。なんか……びっくりしたいわけよ。満足したいわけよ。

のと
したいしたい。

天神
感動したい。心が動きたい。

のと
個人的に最近、演出っていうのはお客さんの気持ちをコントロールすることかなって思ってるから。

天神
あー、そうだね。

のと
その、動かされたいっていうのはまさにそうだよねって思った。

天神
そうだね。動かされたいね。

のと
そう。動かされた瞬間に、あ、ちゃんと演出が効いてるなとかって。

天神
やられたっ、って思いたい。

のと
思いたい(笑)

天神
やられたっていうのを、観たい。

のと
観たい。

天神
だって俺プロのやつ観たって、プロのっていうか、大きい小劇場の作品を観たって思わないからさ。めちゃくちゃ笑いとってない限り(笑)

のと
(爆笑)そっち?!(笑)

天神
そう(笑)くそーっ、羨ましいって思うのは、めちゃくちゃ笑いとられた時(笑)

のと
(笑)

天神
ホントは、俺、めちゃくちゃ笑いとりたい人だから(笑)

のと
(笑)

天神
笑わせてナンボだから。

のと
笑いとりたい(笑)初めて聞いたよそれは(笑)

天神
そういう芝居したい、ホントはね。

のと
それはちょっとえみてんのコンセプトにいれなきゃいけなかったんじゃないの?

天神
あらあー…。

のと
「笑わせたい」って(笑)

天神
じゃ、追加で(笑)補足で追加しときましょ(笑)まだこれからもね、いろんなそのDramatic Talking、色んな人のやつを楽しみにね、俺は。

のと
そうですね。まぁ、元々の発端は、他の劇団の方とかが、飲み屋で、どんな話してるのか聞きてえよ、っていう。それだからね。

天神
じゃあ、今度は飲み屋で。(笑)

のと
飲み屋で(笑)ぜひ。

天神
ふたりじゃなくても、三人でもね。

 

――そんなえみてんがお届けする第1回公演の作品はどんなものになるのでしょうか。公演もぜひ。

 

 

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対談写真:紋川あゆみ
対談編集:のとえみ